法律問題を抱えた時、皆さんは弁護士に相談に行きますか?
「弁護士の知り合いがいない」
「どの弁護士に頼んだらいいのかわからない」
ため、弁護士への相談には尻込みしてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は10年以上の実務経験を持つ現役弁護士が
「良い弁護士に巡り会うための方法」
を解説したいと思います。
良い弁護士とは?
やはり弁護士の中でも
誠実な弁護士とそうでない弁護士
腕が立つ弁護士とそうでない弁護士
やる気のある弁護士とそうでない弁護士
・・・・
等に分かれてしまいます。
良い弁護士の定義
これは人によって千差万別であります。
例えばA弁護士について
Bさんは「良い弁護士」と評価していたり、
Cさんは「悪い弁護士」と評価していたり
することもあるでしょう。
誠実である、腕が立つ、裁判で勝つ、経験が豊富、専門知識に詳しい
ここでは良い弁護士とは上記5つの総合点数が高い弁護士を想定することにします。
良い弁護士にたどり着く方法
ステップ1 紹介してもらう。
この方法では紹介者が以前に何らかの案件をその弁護士に頼んだことがあるなどして、その弁護士の質について一定の担保が存在することが前提となっていることが多いです。
弁護士の知り合いに、弁護士を紹介してもらうとなお良いでしょう。
弁護士は、他の良い弁護士の情報を多く持っています。
△ インターネットや電話帳で選ぶ。
これはあまりお勧めしません。
なぜならば、上記のような一定の質の担保が前提となっていないので、
悪い弁護士に当たってしまう確率が一定程度発生するからです。
ちなみに良い弁護士は、インターネット広告をしなくても依頼が多いため、ホームページなどで情報発信をしていないこともよく見受けられます。
ステップ2 チェックポイントをもとに見極める
よく説明をしてくれる、説明が分かりやすい、レスポンスが早い、 愛想が良い、仕事が早い、こちらの話を遮らない、事務員さんの対応が良い
このような特徴を持つ弁護士は良い弁護士である傾向があります。
ただし、これはあくまで傾向の話であって、例外はもちろんあります。
お医者さんでも何でもそうですが、愛想が悪く、全然こちらで話を聞いてくれず、説明を全くしてくれないけど、治療は完璧と言う先生もいらっしゃいます。
また法律相談の時は良かったんだけど、
依頼をした後から態度が変わった
ということもあります。
よって、万能のチェックポイントではありません。
ステップ3 相性をチェックする
弁護士と依頼者は相性が合うかどうかということもとても重要です。
その先生の持つ雰囲気、事務所の雰囲気なども最終的に検討してください。
紹介された弁護士がいくら敏腕であっても、相性が合わなければ、依頼者の満足いく弁護活動とはならないことが多いからです。
弁護士に依頼をする、そして法律問題を解決してもらう、ということについては、 その弁護士との関係が比較的長く続きます。
事件の依頼中に追加的に事情を聞いたり、証拠の取得の指示があったり、裁判になった場合は 準備書面の作成や相手方の書面に対する反論などを作るため、または証人尋問の準備のために長時間の打ち合わせがあったりします。
このような場合に自分の思っていることを伝えにくいなど相性上の問題があると、あなたにとって本当にこの弁護士に頼んでよかったんだろうかと言うことにつながりかねません。
まとめ
以上3つのステップで良い弁護士に辿り着きましょう。